斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑が表面化し、連日様々な報道がされています。
部分的には知っているけど、全容を知っておきたいと思い始めた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、斎藤元彦知事のパワハラ・おねだり疑惑について、内容を分かりやすくまとめました。
斎藤元彦のパワハラ疑惑が浮上！告発の経緯
報道されている一連の流れをざっとまとめました。
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ・おねだり疑惑の告発文書が匿名で県関係者や報道機関に送付
すぐに告発者が特定され、3月25日に片山副知事らにより公用パソコンを押収される
パソコン内に保存されていた告発者のプライベートなデータを県関係者に見せて脅迫に利用していたとの報道も。
斎藤元彦知事は、告発を「事実無根」「うそ八百」「公務員失格」などと発言。
被害届・告訴も含めて法的な手続きを進めていると会見で語る
3月末で退職予定だった告発者を退職4日前に降格し、退職保留処分とした
告発は斎藤知事への誹謗（ひぼう）中傷にあたるとして、告発者（元県西播磨県民局長）を停職3カ月の懲戒処分
丸尾牧県議会議員による県職員へのアンケートが公表され、斎藤知事からのパワハラがあったという回答が複数含まれていた。
百条委員会とは、地方自治法に基づいて設置される、強い権限をもった特別委員会。
虚偽の陳述や、正当な理由なしに出頭や記録提出を拒んだ場合の罰則が定められています。
姫路市の空き家だった生家で亡くなっているのが見つかった。自殺とみられている
斎藤知事の右腕として手腕をふるった片山安孝副知事が辞職する意向を発表した。
「なんで知事を支えられなかったのか」と泣いて見せた。
元県西播磨県民局長の男性が、疑惑に関連する発言などを記録した音声データや陳述書を残していたことが判明。
遺族が百条委員会に提出し調査資料として認められました。
百条委員会で、何を証言するか事前に申請して承認を得るよう指示を出していたことが発覚
委員会への出頭妨害ではないかと指摘された
優勝パレードに関わる経費を巡る不正疑惑の際に担当課長だった男性が4月20日に亡くなっていた。
職員が自殺したことを3か月間公表していなかった
男性の子どものために職場の有志で遺児育英資金を集めようとするのを県幹部が止めていたことに対し、なぜ募集されていないのかという質問により発覚
7月26日現在、疑惑の調査は続いています。
今後も新たな疑惑が生まれてくる可能性は充分あるでしょう。
告発内容 ７つの疑惑 を分かりやすく解説！
告発文書は全文は公表されていませんが、報道されている内容を分かりやすくまとめました。
7つの疑惑① 五百旗頭真先生ご逝去に至る経緯
ひょうご震災記念21世紀研究機構の理事長をしていた五百旗頭真（いおきべ まこと）氏は、前井戸兵庫県知事と懇意にしており、斎藤元彦知事に交代してからは折り合いが悪かった。
2024年3月5日、片山副知事が五百旗頭真氏を訪問し、副理事長の2人を解任すると通告。
五百旗頭真氏は、帰宅してからも斉藤知事の理不尽な仕打ちに憤慨し、夜も眠れなかったそう。
翌日の午後に、理事長室で倒れ、急性大動脈解離にて急逝されました。
7つの疑惑② 知事選挙に際しての違法行為（幹部による事前運動）
2021年の知事選で県職員4人が斎藤知事のために事前運動を行った違法行為についての疑惑
7つの疑惑③ 選挙投票依頼行脚
斎藤知事が県内の商工会議所に時期知事選での投票を依頼していたという疑惑
7つの疑惑④ 視察先企業からの贈答品受け取り疑惑
高級コーヒーメーカーを視察先で贈呈され、大勢が見ている前では辞退したが、後日送るよう指示した。
他にゴルフクラブセットのおねだりも記載あり。
後に、産業労働部長がコーヒーメーカーを受け取っていたことが発覚し、斎藤知事は、指示したにもかかわらず返却を怠ったとし、産業労働部長を訓告処分しています。
7つの疑惑⑤ 政治資金パーティー関係
2023年7月、片山副知事が商工会議所などに補助金減額をほのめかし、斎藤知事の政治資金パーティー券を大量購入させた。
7つの疑惑⑥ プロ野球阪神・オリックス優勝パレード関係
2023年11月の阪神とオリックスの優勝パレードに際し、県費をかけないという方針で実施することに。
費用を捻出するため、信用金庫に補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせた
パレードを担当した課長は一連の不正行為と調整にメンタルの不調をきたし療養中
7つの疑惑⑦ パワーハラスメント
出張先で公用車が施設の入り口まで入れられない事情があったため２０ｍ手前で斎藤知事を降ろしたところ、職員を怒鳴り散らし、その後一言も口をきかなかった。
その他にも
- 気に入らないことがあると机を叩いて激怒
- 自分が聞いていなかったとして担当者を呼びつけて執拗に責め立てる
- チャットによる夜中、休日など時間無視の幹部職員への指示の乱発
陳述書にも記されていたおねだりとパワハラ
ワインをおねだり
ワイン、私飲んでないので、ぜひまた折を見て、よろしくお願いします。
兵庫県内のアパレルブランド「tamaki niime」でおねだり
工場を訪問し、視察と意見交換を行いました。その際、先方から衣服数点を無償提供され、その場で着用しPRさせていただきました。県産品のPR目的で兵庫県が受領したものですので、着用後は知事室にて保管しています
https://news.yahoo.co.jp/articles/b109706998a167744279df3c55f047ad626943c6
マフラーから靴まで全身コーディネートで合計10万円ほどが知事にプレゼントされました。
パワハラについて
県政に関する重要事項といった次元ではなく、知事個人にとっての不平不満が原因の罵倒だと指摘
- 知らなかった
- 気に入らない
- 配慮が足りない
- 生意気だ
- 自分より目立った
斎藤元彦プロフィール
斎藤元彦さんは、東京大学経済学部を卒業した後、2002年4月、総務省に入省しました。
齋藤 元彦（さいとう もとひこ）
生年月日：1977年11月15日（46歳）
出身地： 兵庫県神戸市須磨区
学歴：東京大学経済学部卒業
職歴：総務省
趣味：読書、ジョギング、寺社巡り。大河ドラマやお笑い番組
第53代兵庫県知事
総務省時代の経歴
2002年10月：北川正恭三重県知事時代に三重県に出向
2003年9月：同省に戻り大臣官房総務課
2005年4月：同自治財政局公営企業課地域企業経営企画室
2006年4月：内閣官房副長官補付（内政）
2008年4月：新潟県佐渡市に出向し、企画財政部長を担当
2011年4月：同省に戻り、大臣官房企画課課長補佐、同年9月：同大臣官房秘書課秘書専門官
2012年12月：福島県相馬郡飯舘村政府現地対策室
2013年7月：宮城県に出向、県財政課長として東日本大震災の復興対応
2016年4月：総務省自治税務局都道府県税課課長補佐
2017年7月：総務省自治税務局都道府県税課理事官
2018年4月：大阪府財務部財政課長
2021年３月末付けにて総務省を退職
2021年8月、第53代 兵庫県知事に就任
まとめ｜斎藤元彦のパワハラ7つの疑惑まとめ！告発内容と経緯を解説！
今回は、斎藤元彦知事のパワハラ・おねだり疑惑について、内容を分かりやすくまとめました。
真偽は調査中ではありますが、一部事実が含まれていると認定されているものもあり、真相究明が待たれます。
