慶應義塾大学在学中に国内最大規模のチャット相談窓口「NPO法人あなたのいばしょ」を設立した大空幸星さん。
母親が蒸発し、両親は離婚。
父親から暴力を振るわれたりと、壮絶な子供時代を過ごしていたそうです。
今回は、大空幸星さんの壮絶な生い立ちを時系列にまとめました。
大空幸星の小学生時代!父から暴力!不登校に
大空幸星さんが小学5年生のある日、学校から帰ると母親がいなくなっていました。
それまでも長く家を空けることがあり、帰ってこないんだと理解したそう。
両親は離婚し、蒸発した母親は別の男性と再婚。
愛媛で音楽関係の仕事をしていた父親と二人で暮らすことになりました。
しかし父親とは折り合いが悪く、毎日ケンカを繰り返していました。
関係が悪化し、暴力を振るわれることも。
精神的に不安定になり食事もとれず、6年生になると学校に行けなくなってしまいました。
大空幸星の中学校時代!父から逃れて上京
不登校になっていた大空さんは、空腹を感じなくなり、すっかりやせ細ってしまいました。
中学1年の1学期、家に様子を見に来てくれた母方の祖母が、弱り切っていた大空さんを発見。
病院に連れて行ってくれ、入院することになりました。
自分を見つめ直す時間ができたことで、父親から離れることを決意。
東京では母親も義父も多忙にしていて、ほとんど家に帰ってこず、ほぼ放置状態。
家族でご飯を食べることはありませんでした。
テーブルに置かれている千円札を持って定食屋へ行き、定食屋のおばちゃんとアルバイトの学生に優しく接してもらって救われました。
大空幸星の高校時代!母親と激しい口論の日々
中学卒業後は、1年間の留学プログラムのある高校に進学。
1年間ニュージーランドに留学し、幸せな日々を過ごしました。
留学が終わって帰国すると、母親は再婚相手と離婚し生活が困窮
持病が悪化し、働くことができなくなった母親の代わりに生活費を稼ぐため、夜間のアルバイトをすることになりました。
母親の方は「産んでやったことに感謝しろ」などと言ったり、刃物を持って暴れることもありました。
小学生の時に捨てられたという想いもあり、母親に対して憎しみもあった大空さんは「頼むから死んでくれ」と返すなど修羅場の日々を過ごしました。
担任の先生の言葉で救われ慶応義塾大学へ進学
アルバイトと学校の両立、家での罵り合いで極限状態に陥った大空さんは、自殺も念頭にありつつ、担任の先生にメールを書きました。
自分の気持ちを長い文章にしたためると、翌朝先生が心配して来てくれ、話を聞いてくれました。
過去に悲観的になるのではなく、これからの人生を自分がどう生きたいのかを考えなさい
毎日の生活でいっぱいいっぱいになり、将来について考えていなかった大空さん。
先生は繰り返しこの言葉を伝えてくれました。
そして、大空さんは一つの答えにたどりつきました。
これからの人生を自分と同じような一人親家庭で育った人のために使いたいと決意し、そのために大学に進学しようと決めました。
僕が望む状況を社会で実現するには、どうしても進学して勉強することが必要だったからです。
https://president.jp/articles/-/62183?page=6
大空さんは、海外の大学に進学するための奨学金を得ようと勉強に取り組み始めました。
しかし、4年間学費を払うめどが立たず、留学を断念。
慶応義塾大学へ進学し、在学中の2020年3月に国内最大規模のチャット相談窓口「NPO法人あなたのいばしょ」を設立しました
大空幸星(おおぞら こうき)経歴プロフィール
大空 幸星(おおぞら こうき)
生年月日:1998年11月26日(25歳)
出身地: 愛媛県松山市
学歴:慶應義塾大学総合政策学部卒業
NPO法人あなたのいばしょ 理事長
内閣官房孤独・孤立の実態把握に関する研究会構成員
内閣官房孤独・孤立対策担当室HP企画委員会委員
内閣官房こどもの居場所づくりに関する検討委員会委員(こども家庭庁準備室)
東京都こども未来会議委員
芸能事務所:オールラウンド
大空幸星さんは、2024年10月現在で25歳。
両親が離婚し、父親から暴力を振るわれ、小中学校で不登校を経し、自殺も考えたことがあるそう。
学費を稼ぐために様々なアルバイトを掛け持ちしたりと苦労した経験があります。
高校時代に先生に救われたことがあり、慶應義塾大学在学中の2020年3月に国内最大規模のチャット相談窓口「NPO法人あなたのいばしょ」を設立。
イギリス政府や赤十字関係者とも交流し、日本政府に対策案を提言したり、講演活動やメディア出演など多岐にわたって活動しています。
まとめ|大空幸星の生い立ちが壮絶すぎる!母親は蒸発!父からは暴力
今回は、大空幸星さんの壮絶な生い立ちを時系列にまとめました。
両親に翻弄された少年時代でしたが、助けてくれる人がいたおかげで自分の進むべき道を切り開いてきたことが分かりました。
両親は現在もご健在なのか、どうしているかについては言及していないのが気になります。
母親は体調不良とのことですので心配ですが、金銭的な援助は続けているかもしれませんね。
今後も、苦しんでいる人たちに手を差し伸べる活動、頑張ってほしいと思います!