2024年パリ五輪の全競技日程が終了し、閉会式が開催されました。
奇抜な演出で物議をかもした開会式と同様に、閉会式も驚きの連続でしたね!
そんな中、特に反響が大きかったのがピアノの宙吊り演奏でした。
今回は、パリ五輪の閉会式で宙吊りピアノを演奏したスイス人のピアニストであるアラン・ロシュについてまとめました。
パリ五輪の閉会式でピアノ宙吊りの演出!
ピアノは2mの高さに吊られ、ピアニストも一緒に吊られてピアノを演奏しました。
闇に浮かぶピアノが幻想的で目を奪われますね!
古代ギリシャ音楽の「アポロ賛歌」を神々しく演奏しました。
しかし、このピアノと演奏者が吊るされる演出には困惑する人が続出。
パリ五輪のセンスとは一生分かり合えないな、と宙吊りにされたピアノを見て思いました
— おさかな📛 (@ho29877) August 12, 2024
開会式では燃やして、閉会式では吊るして、こうやって列挙するとまるで処刑だね
しかしパリ五輪、ピアノに厳しかったよね
— 暇崎ルア (@chvrch1999) August 12, 2024
燃やされたり、吊るされたり
実はこの宙吊り演出はスイス人ピアニストのアラン・ロシュさんの得意とするコンサート手法なんです。
それでは、アラン・ロシュさんのプロフィールから見ていきましょう。
宙吊りピアニストはスイス人ピアニストのアラン・ロシュ
アラン・ロシュ Alain Roche
ピアニスト・作曲家・演奏家
生年月日:1973年3月13日(51歳)
国籍:フランスとスイスの二重国籍
スイスジュラ州出身 / スイスヴァレー州在住
学 歴:
1990-1993:ジュネーブ音楽院(Ecole des Technologies Musicales)
1987-1990:ベルフォール音楽院(オーボエ)
1987-1990:ドレモン音楽院
アラン・ロシュさんは、2013年から吊り下げられたグランドピアノで演奏するスタイルをはじめました。
ドイツ、スイス、ルクセンブルク、フランス、オーストリア、ドイツ、中国など様々な国でコンサートを開催。
宙吊りされたピアノは、打鍵したキーが元の位置に戻るように特殊な構造になっています。
2013年から宙吊りピアノを開始!
ロシュさんは、2013年から垂直に演奏する宙吊りピアノ演奏を開始しました。
フランス西部の都市ナントで、スイス人ピアニストのアラン・ロシュさんが珍しいコンサートを開催。ロシュさんは、グランドピアノごと地上40mの高さに宙吊りになりながら演奏し、集まった観客を沸かせました。👏#スプートニクのビデオ pic.twitter.com/HgY4GTQXNU
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) July 27, 2020
2020年7月にも建設現場で宙吊りコンサートを開催していました。
ピアノは40mの高さで吊るされたまま演奏。
観客はヘッドホンで演奏を楽しみました。
2023年冬にはドイツのミュンヘンでも。
HANGING PIANO: Swiss pianist Alain Roche played a piano hanging vertically in the air in Munich, Germany, on Monday. The pianist was suspended nearly 33 feet with the help of a crane while playing music as part of his "Piano Vertical" art project. pic.twitter.com/Yl0Gc69GSC
— Local News 8 (@localnews8) February 7, 2024
明け方の空にオレンジ色に輝くグランドピアノが現れ、優しい音色が下りてくるという演出。
観客は毛布にくるまって雰囲気と音色に酔いしれます。
アランさんによると、移りゆく季節を表現し春夏秋冬、暑さ寒さ、雨や風などがインスピレーションを刺激するんだそう。
2023年の冬至から2024年の夏至にかけて181回開催しました。
まとめ|パリ五輪の宙吊りピアニストはアラン・ロシュ!閉会式で幻想的演奏
今回は、パリ五輪の閉会式で宙吊りピアノを演奏したスイス人のピアニストであるアラン・ロシュについてまとめました。
初めて宙吊りピアノ演奏を拝見してびっくりした方も多かったと思いますが、
以前から宙吊りピアノで芸術的パフォーマンスをしているピアニストであることが分かりました。
日本でもコンサートを開催して欲しいですね!