北川健太郎弁護士が大阪地検で検事正在任中に犯した罪で注目を集めています。
関西検察のエース、神とまで呼ばれた超エリートですが、どのような経歴なのでしょうか。
あの森友学園事件の決裁文書改ざん問題を担当したのも北川健太郎検事正だったんです。
今回は、北川健太郎さんの経歴や学歴、職歴などを時系列にまとめました。
北川健太郎の経歴プロフィール
北川 健太郎(きたがわ けんたろう)
生年月日:1959年9月14日(65歳)
出身地:石川県
現住所:京都府相楽郡在住
学歴:石川県立金沢泉丘高等学校 / 金沢大学法文学部卒業
元検察官
弁護士(大阪弁護士会所属)
北川健太郎の学歴!
それでは早速、北川健太郎さんの学歴から見ていきましょう!
北川健太郎の出身高校は石川県立金沢泉丘高等学校
北川健太郎の出身高校は石川県立金沢泉丘高等学校(公立・共学)
金沢泉丘高等学校は、金沢市にある全日制と通信制を併設した公立の高校。
石川県内でトップクラスの進学校です。
石川県立金沢泉丘高等学校 偏差値 71 – 72
SSHとSGHに指定され、国際地学オリンピックや生物学オリンピックでの受賞歴も。
文武両道を謳っており、全国大会や北信越大会に出場する部活動が多く存在しています。
北川健太郎の出身大学は金沢大学法文学部
金沢大学法文学部 偏差値 52.5
金沢大学は、国立大学旧一期校にあたり、北陸トップの国立大学です。
北川健太郎は元大阪地検検事正
北川健太郎さんは、金沢大学法文学部卒業後の1982年10月に司法試験に合格し、その後順調にエリートコースを歩みました。
1982年10月:司法試験合格
1985年 4月:最高裁判所司法研修所修了(37期)検察官任官
1985年 4月:東京地方検察庁検事
1995年 3月:在中国日本国大使館一等書記官(外務省出向)
2009年10月:大阪地方検察庁刑事部長
2011年:大阪高等検察庁刑事部長
2012年 8月:那覇地方検察庁検事正
2013年:最高検察庁検事
2014年1月:大阪地方検察庁次席検事
2015年12月:大阪高等検察庁次席検事 兼 法務総合研究所大阪支所長
2017年 9月:最高検察庁監察指導部長・刑事部長
2018年 2月:大阪地方検察庁検事正
2019年11月:退官
主な担当事件① 高知県不正融資事件
高知地検次席検事時代に高知県の不正融資事件の捜査を指揮し当時の副知事を背任罪で起訴しました。
公務員の背任は立件が少なく、関係者からは
知能犯の立件にも積極的で、頭の回転が速かった
慣例にとらわれず、自身の判断で捜査や組織改革を進めた
https://www.sankei.com/article/20241025-QIJYE4AIBFLF5HLSI64TZWZFTQ/
と評価されていました。
主な担当事件② 森友学園の公文書改ざん事件
森友学園事件に絡む、財務省の公文書改ざん事件で検事正として捜査を指揮。
佐川宣寿前国税庁長官ら財務省幹部を全員不起訴としました。
ちょうど高知地検から大阪地検検事正として着任した直後に担当。
世間では高知県副知事の不祥事を立件した功績から期待を抱く声が多数ありましたが全員不起訴の結果に批判が上がりました。
検察官の定年とは何歳?検事正とは?
現在65歳の北川健太郎さん。
2019年11月に定年前に退官しました。
2019年11月の60歳の時に退官していますが、検察官の定年とは何歳なのでしょうか。
検察庁のホームページで確認したところ、63歳でした。
検察官の定年は63歳(検事総長のみ65歳)となっています。
https://www.kensatsu.go.jp/qa/qa1.htm
職務も一般の企業の部長とか課長とかと違い、イメージしにくいですよね。
検察官は,検事総長,次長検事,検事長,検事及び副検事に区分されます。
地方検察庁には,検事の中から任命される検事正が置かれています。
検事正は,その地方検察庁の庁務を掌理し,かつ,その庁及びその庁の対応する裁判所の管轄区域内にある区検察庁の職員を指揮監督しています。
https://www.kensatsu.go.jp/gyoumu/kensatsukan.htm
北川さんは大阪地方検察庁検事正でしたので、大阪地方検察庁のトップで、職員を指揮監督する立場でした。
2018年 2月の大阪地方検察庁検事正着任会見では、次のように抱負を述べています。
検察の活動が国民の信頼という基盤に支えられていることを肝に銘じ、国民の負託に応える検察を目指したい。
重点的に取り組むべき課題としては児童虐待・特殊詐欺・再犯防止。
特に児童虐待について、大阪は深刻な状況にあり、捜査をレベルアップするとともに、警察や児童相談所との連携を深めていきたい
https://www.sankei.com/article/20240625-BW4MVSFIPFO3BDB5WWU6YGR25M/
検事正退任後に弁護士として活動
北川さんは、検事正退官後の2020年3月に弁護士登録し、弁護士に転向。
大手企業の社外取締役や監査役に就任し、企業法務に携わっていました。
2020年4月:弁護士法人中央総合法律事務所 / オブカウンセル
2020年6月:株式会社ロイヤルホテル / 監査役
2020年6月:NCホールディングス取締役(監査等委員)
※2024年6月に再任を撤回されています
2020年10月:徳島市専門委員
2023年4月:国立大学法人神戸大学理事(非常勤)
※2024年10月現在は名前が外されています
2024年8月:髙田明夫法律事務所
所属した法律事務所の弁護士紹介ページでは
取扱業務
企業刑事法務、危機管理、コンプライアンス
34年余りにわたる検事として得た捜査・公判、行政、組織マネジメント等の知識・経験を役立てられる業務を開拓してゆきたい
と記されていました。
まとめ|北川健太郎のwiki経歴学歴職歴!検事正時代に森友事件の指揮官も!
今回は、北川健太郎さんの経歴や学歴、職歴などを時系列にまとめました。
エリート街道まっしぐら、華麗なる経歴でしたね。